浸透性塗料で仕上げられた無垢フローリングの特徴とは

無垢フローリングはお手入れが大変…
無垢板に傷やシミがついてしまったら、もう元に戻せない…?

といったイメージを持っている方はまだたくさんいます。

そこで、無垢フローリングの表面仕上げの中でも、浸透性塗料で仕上げられた無垢フローリングのお手入れ方法をご紹介します。

浸透性塗料とは、自然塗料オイルや蜜蝋ワックスの仕上げのように木材の内部にまで浸透して、無垢板の表面をしっかり保護してくれる塗料のことです。

通常の合板フローリングや複合フローリングには、ウレタン塗装などのコーティング系塗装のように表面に硬い塗膜が形成される塗料が使用されます。

このようなウレタン塗料には、高耐久性でメンテナンス周期を大幅に延長できたり、樹脂ワックスと比較して6~10倍強もの厚みの塗膜を形成してくれるので、床をしっかりと保護できる…
そんな特徴があります。

また、耐久性や耐水性のことを考えると樹脂ワックスよりもはるかに優れている…
それがウレタン塗料のメリットです。

その反面、1回あたりの作業コストが大幅にかかるのもこのウレタン塗料の特徴。
材料費や求められる作業スキル、すべてにおいてワックスよりも高くなってしまいます。

そして、何より木が本来もつ質感を感じることができません。

浸透性塗料の塗られた無垢フローリングは、肌触りや質感は木そのもの…。
塗膜がない分、傷やシミがつき易いですが、サンドペーパーで削って補修をすることも簡単にできちゃいます。

そういう点からも、浸透性塗料は無垢フローリングの特性をより活かすことのできる塗料だと言えるのです。

>浸透性オイル塗料の塗り方