無垢フローリングの仕上げに理想的なオイルフィニッシュ

オイルを使って無垢フローリングの表面をフィニッシュ（ふきあげて仕上げる）事を「オイルフィニッシュ」といいます。

この時に使用されるオイルは、今では数多くのメーカーが製造していて、たくさんの種類のオイル塗料が世に出回っています。

その含まれる主成分も多種にわたっていますが、多くの場合が植物性油を配合して作られています。

植物性…つまり自然の原料から成る塗料として、「自然塗料」という意味でよく表現されているかと思います。

オイルフィニッシュは無垢フローリングの木材表面に、殆ど塗膜を作らず、木の組織に浸透してゆくのが大きな特徴です。

そのため、木材の表面呼吸性を維持し、空気の出入りを妨げません。

木材が湿気の多い日に湿気を取り込む吸湿性や晴れた日に湿気を出す放散作用を妨げないので、快適な居住空間を維持できます。

雨の日にオイルフィニッシュされた無垢フローリングがペタペタしないのはそのせいです。

ただし、オイルフィニッシュされた無垢フローリングはメンテナンスを繰り返さなければなりません。

木をあるがまま出来るだけ素材に近い状態に保つ為の塗装ですから、日常的なメンテナンス、数年に１回はメンテナンス塗装がかかせません。

このメンテナンスさえ行えば、無垢フローリングは生き生きとしたままで、何年たっても無垢材本来の性質を失うことはありません。

もし自然原料にこだわらず、木の性質を生かした浸透型塗料で、より耐久性、塗膜性能の高い塗料を求めたいなら、オイルタッチの水性浸透型塗料が最適だと思います。

ワンダー水性１液型・アクレックス ネオステインなどの水性塗料がそれに該当しますが、上塗り水性ウレタンやクリアー塗装を塗る事で、さらに飛躍的に耐久耐久性が向上するので、メンテナンスを苦に思われる方にはおすすめです。

＞無垢フローリングは1年に何回お手入れが必要か？